(K,Na)(Na,Fe)2(Li2Fe)Si12O30
六方晶系 モース硬度:5.5~6

スギライトの語源は、この石を新鉱物として国際鉱物学連合に申請した岩石学者である村上充英氏の師、杉健一氏の名前に因んでいます。
和名を杉石といいます。
最初に発見されたのは1944年、瀬戸内海にある岩城島という島でうぐいす色(淡い緑色)のものが採取・調査されました。その後、南アフリカ共和国で紫色のものが発見されましたが、これについて1978年にドイツで、以前にタジキスタンで発見された新種石のゾグディアナイトと同種のものであると報告されました。しかし、1980年にアメリカで、この石は日本原産の杉石と同種のもので、スギライトであると発表されました。
結晶系は六方晶系に属していますが結晶となることは稀で、ほとんどは不規則な塊状を形成し、透明なものは少なく不透明なものが大半を占めています。色は、成分に含まれるマンガンが影響することで、薄いラベンダー色から、ぶどうのような濃い紫色になることがほとんどですが、岩城島で発見されたようなうぐいす色の固体も存在しています。