別名:ラズベリル(Raspberyl)
Cs(Be2Li)Al2Si6O18
三方晶系 モース硬度:7.5~8

ペツォッタイトの名前の由来は、この鉱物を調査したイタリア、ミラノの自然史博物館のFederico Pezzotta博士の名前に因んでいます。
和名をペツォッタ石といいます。
2002年秋にマダガスカルで発見され、2003年春にツーソン・ジェムショーでデビューしたラズベリル。このピンク色のベリルは、多くの宝石商やコレクターからパライバトルマリン、タンザナイトに続く新宝石として注目を浴びました。
その美しいピンク色がラズベリーの色あいに良く似ているため、「ラズベリル」という名で呼ばれ、当初ベリルの変種として「レッドベリル」「ピンクベリル」の別名でも呼ばれていました。しかし、2006年の9月にセシウム(Cs)を多く含有するベリル族の新鉱物種として国際鉱物学連合(IMA)に承認され、 pezzottaite(ぺツォッタイト)という鉱物名称が認められました。発見当初は、セシウム含有量の多い「ベリル」として、各種メディアに登場していましたが、ベリル・グループではあるものの、セシウム(Cs)とリチウム(Li)が含有されることによって、若干結晶構造が異なることが、新鉱物の認定の決め手となったようです。
この美しいピンク色はセシウムによるものと考えられがちですが実際は異なり、マンガン(Mn)によるものだと考えられています。
ペツオッタイトは内包が多く、中にはチューブインクルージョンが規則的に入ったものもあり、キャッツアイになるものもあります。
ベリル・グループの4番目の鉱物となったペツォッタイトは、他のベリルとは屈折率、比重ともに高い数値をだすため、他種ベリルとの判別は比較的容易にできます。